武富士、赤字3338億円 3月期予想3倍に拡大
2月1日8時0分配信 産経新聞
消費者金融大手の武富士は31日、平成19年3月期の業績予想を下方修正した。連結最終損益が、従来予想の1095億円の赤字から、3338億円の赤字に大幅に拡大する見通し。債務者からの過払い利息返還請求に備えて引当金を計上したため。前期は469億円の黒字だった。
利息制限法の上限(年15~20%)を超える「灰色金利」で債務者の返還訴訟が相次ぎ、日本公認会計士協会が昨年10月、引当金の計上を促す監査方針を公表。武富士は特別損失として利息返還損失引当金4130億円を計上し、繰り延べ税金資産も計上しないこととした。
通期の営業収益3346億円、経常利益1259億円はともに従来予想を据え置く。
併せて発表した18年4~12月期の連結業績は営業収益が前年同期比4・8%減の2526億円、最終損益は3500億円の赤字(前年同期は447億円の黒字)だった。
消費者金融大手では、アコムが2573億円の赤字予想を発表するなど、19年3月期決算では軒並み大幅な最終赤字に転落する見通しだ。